新技術・新製品開発

世界最先端の技術と、それを支える最新機器

天辻鋼球製作所では、たゆまぬ技術開発により、
鋼球のみならず様々な新技術・新製品を開発しています。
その一部をご紹介いたします。

  • 光学ガラス球

    光学ガラス球

    カメラや望遠鏡などのレンズに加工されるボールです。
    非常に高い加工技術を要します。
    詳しくは「光学レンズ用ガラス球」のページへ

  • 直径0.18mmの超硬ボール

    直径0.18mmの超硬ボール

    弊社と日本の文具メーカーが共同開発し、直径0.18mmのボールを使用した、世界最小のボールペンを実現しました。

  • 直径0.1mmの鋼球

    直径0.1mmの鋼球

    直径0.1mmの鋼球を研磨により加工することが可能です。
    写真は直径0.5mmのシャープペンシル芯と比較したものです。

  • セラミックマスターボール

    「マスターボール」とは、精密機械の寸法測定に使われる基準球で、徹底的に真球度を高めたボールのことです。材料はセラミック(窒化珪素)を使用し、地球上で最高レベルの真球度を誇ります。

COLUMN どこまで丸いのか?「地球」と「AKSの鋼球」と「マスターボール」の真球度比較

 例えば宇宙空間に浮かぶ「地球」は、99.66%の真球度を持っています。これでもかなり真球に近いと思われますが、実際は地球の赤道直径と極の直径を測ると43kmも差が存在します。
 対してAKSの一般的な鋼球(等級20)の真球度は99.999%。
地球サイズに拡大すると、その差は134mに縮まります。
 さらにマスターボールの真球度は99.99995%! 地球サイズでは、その差はわずか6.5mにしかなりません。

地球の真球度99.66%

AKSの一般的な鋼球の真球度99.999%

最新の分析機器(一例)

弊社の製品や技術開発を支える、最新の分析機器の一部をご紹介します。

  • 非接触3次元表面形状測定機

    非接触3次元表面形状測定機

    鋼球の表面粗さを球に触れることなく測定し、立体的に表示できる機器です。

  • 走査型電子顕微鏡

    走査型電子顕微鏡

    高倍率でのミクロ組織の観察や、EDXによる定性分析を行う機器です。

  • X線回折装置

    X線回折装置

    鋼球の残留応力や残留オーステナイト量を測定する装置です。

  • 寿命試験機

    寿命試験機

    鋼球の転がり疲れを評価するための試験機です。